幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜


でも昼休みは保健委員があるし……



なんとか話せる………と思ってた俺が甘かった


ちょっと目を離したすきにいなくなってた花音



くそっ!!




保健室に一応行ったが、やっぱりいない……



何なんだよ……



もしかして…俺、避けられてる……?



いや、でも何でだ?


昨日まで普通だったよな?


「また明日」って笑顔で言ってたよな?




考えても考えても、何も結論は出ないまま、昼休みが終わり、授業が終わって放課後になった



よっし!帰りは逃がさない!


と意気込み花音を呼んだ




「か……」


「棗。」



へっ?!



呼ぼうとしたと同時にカバンを持った花音が立っていた




「帰ろ。」


「あっ…あぁ――」




気合いを入れていた割に、花音から一緒に帰ろうと言われたことに嬉しいはずなのに、脱力感を感じた



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