幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
「おい。帰るぞ。」
俺たちはいつも一緒に帰っている。
と言っても、蓮や美羽も一緒だけど………
「あっ、ちょっと待ってー。ほら花音早く。」
「あっ、ごめん!!」
美羽が花音を急かす。
これもいつものパターンだ。
しっかりしてるようにみえて、どこか抜けているというか………
「ごめん。お待たせ。」
そう言ってにっこり俺らに笑いかける
「ほんとトロすぎ。」
「なっ!ちょっとぐらいいいじゃない!!」
歯向かう花音はさらに可愛く見えてしまう……
だから、この関係から脱け出せないんだろうなぁ―…