幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
「あたし…頑張ろうと思うの」
「花音………」
「ずっと棗に好きでいてもらえるように…、棗の両親に認めてもらえるように……。」
それがあたしの決めたこと。
「……花音。…よっし!だったらあたしも協力する!!」
立ち上がってガッツポーズのように手を握った
「認めてもらうためには、まずは勉強からだよね?」
「ゔっ……」
「さっそく花音の苦手分野じゃん。」
そうです……
そうなんです。
どうしても勉強だけは苦手でして……
「まぁ、見た目は合格だとして、勉強ならあたしが教えてあげるから」
「ほんと?!」
「当たり前♪親友の為だもん」
「ウゥ―美羽―…」
「はいはい。わかったから泣かないの」