幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜


伊沢を捨てる……?


それって……



「なっ!なにを……」


「親父が花音とのことを認めてくれなかったら、そうするつもりだ。」



「なっ!」



棗は一瞬も動揺せずに、はっきりそう言った



「何を言ってるのよ!棗っ。伊沢を捨てるなんて……」


それに対して、動揺を隠しきれない様子のおじさん


「俺には花音より大事なものは無いんだ」



あたしをジッと見つめてくる



本当なら嬉しい…。




こんなに思っていてくれて嬉しいはずなのに……



でも……でも……



「なんか違うよ…」



「………花音?」



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