幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
それから、俺はチョコミントを、花音はチョコチップのアイスを買ってコンビニを出た
「ねぇ、公園で食べよ♪」
「あぁ。」
公園に着いてすぐにアイスを渡すと「ありがと」ってニッコリ笑ってアイスを開け、食べる花音
「ん〜旨いっ♪」
俺も花音の座っているベンチの横に座り、アイスを一口、口にした
すると異常に感じる視線
「なに?」
俺のアイスをジッと見ていた花音
「食べたいの?」
「えっ、違うよ。あたしチョコミント嫌いだもん」
知ってる。
知らないはずがない。
「なんか歯みがき粉の味がするし。…でも棗はいつも、チョコミントだよね?」
いつもそれ言うよな。
「ん―まぁね。あまり甘いの苦手だから」