幼なじみなんてッ!〜近くて遠いアイ・ラブ・ユー〜
Second*LOVE
好き-花音Side
ベッドの上で自分の肩を抱き締める
今だに止まらない震え……
怖かった…?
うぅん。違う……
イヤだった?
それも違う…………
なんか…なんか……
あたしの上にいた棗は…棗じゃないみたいで……
あたしの知っている棗じゃないみたいで……
反射的に手が、棗の頬を叩いていた
ねぇ―…棗。
あたし達、幼なじみじゃなければ、こんな風に拗れなかったのかな?
普通に高校で出会って、恋に堕ちて……
同じ時間を過ごしていたら……