Painful Love※修正完了※


そう言いながら、すっと書類を渡される。


「行くなら推薦、も出来るから」

書類に目を通せば、“推薦志願書”

わたしはプリントから勢い良く先生の顔を見た。







「推薦……?」


「あぁ。成績が良いから」

「でも……先生、わたし、欠席日数が大変な事になってますよ」


―――1年前。


もうそんなに経つけれど、

忌引日数を差し引いてもかなりの日数わたしは学校に行かなかった。

親が死んだのに、どうして行って勉強しなければいけないのか。


行く意味が分からなくなってしまって。


拓斗が部屋に強行突入して諭された後も、

しばらくは休んでしまった。

……拓斗も巻き込んで。


わたしは学校に行ってって行ったけれど、


拓斗はわたしが行かないのなら絶対に行かないと言い張って一緒に休み続けた。

おばさんも、その事については何も言わなかったなぁ……。


欠席日数が多くなってしまったこと、


あの時休んでしまったことを後悔なんてしていないけれど。



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