Painful Love※修正完了※
ここなら今の家からも通えるから。
「まぁ、とにかく気を抜かずに勉強に励むこと。私立の事も……考えておく事」
「……はい。ありがとうございました」
「お疲れ様」
一礼して、教室を出る。
はぁ、と息を吐き出す。
疲れた。
どこの教室も面談をしているみたいで、静かな廊下に話し声が聞こえてくる。
私立……か。
市立大を受けて落ちた時、どうするかなんて考えた事が無かった。
浪人して来年の入試を頑張る、なんて余裕わたしには無い。
落ちたらどこかに就職するか、バイトを沢山してその合間に就職活動を行うか。