Painful Love※修正完了※

真っすぐと、


真剣にわたしの顔を見る拓斗に耐えきれなくなって視線は自然に下の方……


自分の麦茶の入ったグラスにどうしても向かってしまう。

「もう、就職先は具体的に決まってる?」





聞かれたのは近い将来の事。

もうそろそろ決めていかないといけないのは感じてる。


「一応……こういう仕事したいな、位は」

どの会社の採用試験を受けるかは、まだ決まってないけれど。


「……それはここでも出来る仕事?」

「え?」




「それとも今時雨が居る場所じゃないと出来ない仕事?」

顔を上げれば


表情を崩さない拓斗と目が合う。



さっきと同じ真剣な表情だけれど、口調はとても優しい。

「……どういう事?」


わたしのしたい仕事は、別に今居る場所じゃなきゃ出来ない、なんて事は無い。



会社は、近い事に越した事はないけど。

でも、何故そんな事聞くの?




質問には答えず、拓斗の意図を聞く。







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