Painful Love※修正完了※
「……うん」
「叔父さん達、心配してた。中々報告が無いから大丈夫なのかって」
う……。
早く叔父さん達に良い報告をしたい気持ちはあるけれど、
中々決まらないから出来ない。
「就職難だもんなー」
「って、他人事みたいだけど……拓斗は?」
そういう拓斗だって就職活動してるはずなのに。
何、この他人事のような様子は。
「俺?俺内定取れたし」
「嘘……」
「本当」
悪戯っぽく笑う拓斗にわたしの気分は下がっていく……。
そろそろ内定取れなきゃ危ないのに。
周りの人、どんどん取れていく中拓斗まで……。
あぁ……と頭を抱えると
拓斗がまた笑ったのが分かった。
もしかして、内定取れたことを報告するためにわざわざここまで来たの?
それならちょっとイラっとくるかも……
そんな目で拓斗を見る。
「―――取れたから来たんだよ」
拓斗は、急に笑うのを止めて真面目な声になった。
そしていきなり正座になる。
「どうしたの……?」