Painful Love※修正完了※

抱き締める腕が届く位置に時雨がいて。

いつでもこうして、


手を絡めることも出来て。


うなされてたら、抱き締めてやるから。


ずっと隣で一緒に生きていきたい。


いつまでもずっと。

だから、

頼りないかもしれないけど、頼って欲しい。


頼ることを、


人に頼る勇気も必要だってことを覚えて欲しい。

おじさんの約束も、忘れてないよ?


だけど約束だからって思って動いたことなんて一度もない。


いつだって一緒にいたいから。




自分の意志だったってこと、分かって欲しい。

って……

最後は幸せって言うよりも、夢って言うよりも、要望になっちゃったけど。


これが、俺の幸せ全部。

また時雨と一緒にいたら、増えるかもしんないけど、今の所はこれだけ。


……分かって貰えた?






長かったな、と全て話終えた後照れくさそうに笑った拓斗。


―――十分だった。

一つ一つの言葉が、嬉しくて。




そんな、素敵な毎日をわたしと一緒に過ごしたいと思ってくれている拓斗が、愛しくて。



愛しくて愛しくて。



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