Painful Love※修正完了※
なんて言いながら仲良く話してる2人を見てわたしは苦笑い。
「お父さんは拓くんを息子だと思ってるからねー」
隣でニッコリ微笑ましそうに笑ってるのはお母さん。
「息子…、ね」
「さ、そろそろ行くか」
靴を履いて玄関のドアを開けて振り返ったお父さん。
わたしと拓斗は廊下からの見送り。
「行ってきます」
「気を付けてよー?」
「大丈夫だって。安全運転を勤めるから」
よし、とスーツケースの取っ手を握る。
「……と、拓斗」
「ん?やっぱ連れてってくれるの?」
期待の眼差しでお父さんを見た拓斗にお父さんはふ、と笑う。
「違うよ。時雨のこと、頼むな」
「あぁ、任せて」