クレイジー★ガールズ~6人の支配者たち~
「起きて」

高野が私の肩をゆする。

もう家の前に着いていて、リビングだけに明かりがついて見えた。
時計を見ると11時57分だった。


「あー!!私、朝は苦手なのに…。明日は7時に絶対起こしてね!!」

私はそう言って家まで走った。
家の鍵は開いていた。

「ただいまー」

すごく眠たくて、あくびが出る。

「「おかえりー」」

お父さんとお母さんの声がリビングのほうからする。
眠くて、何も考えられなくて、ただ、リビングへうとうとしながら向かう。


< 17 / 99 >

この作品をシェア

pagetop