クレイジー★ガールズ~6人の支配者たち~
プルルル-
 プルルル-

枕元のケータイが鳴る。

「はい」

「もう、8時ですよ!!花音起きてー!!」

高野からだった。
そういえば私、昨日頼んでたんだった!!!

「ありがとう」

それだけ言って切ると、私はリビングまでおりて朝食を済ませた。


赤いチェックのスカートに、ピンクのシャツに袖を通す。
お気に入りの赤いリボンを付け、黒のブレザーをはおる。
ハイソックスをはき、度の入っていない黒ぶち眼鏡をかける。
そして、長い髪をくしでとかす。


「お父さん、連れてってよー。初日から遅刻とか…」

「あー、今日お父さんは無理だなあ」

お父さんに断られたし、しぶしぶ歩いて行くことに…



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