クレイジー★ガールズ~6人の支配者たち~
そんなマリア・キャンディーこと飴宮苺の第一印象は様々だった。
(ったく、なんでまたうぜーのが増えるんだよ… ただでさえ、うぜーのが多いのに…)
絶対に関わりたくないと思った覇月だった。
(にぎやかな子。友達になれるかなぁ?)
舞夜がそんなことを思っているとき、空野芽はメモを取っていた。
(飴宮…苺っと。 これから忙しくなりそうだ…)
(黒来、あの子変わってるね…)
〔白来には言われたくないと思うよ。〕
(ちょっと、黒来!?)
魅来は常人には気付かれない方法で会話をしていた、が...
ココには常人ではない並外れたモノもいたのだった。

〔マリアと似たようなヒトじゃねーのもいるな。 窓際のヤツは殺気スゲーし、メモ取ってるヤツも危険だな…〕
『マリア気をつけろよ』
「みんなに聞こえちゃうよ!」
小声だったため誰かが気付くことはなかったのだが。


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