クレイジー★ガールズ~6人の支配者たち~

「先生、気分悪いです…」

＜理事長の話のせいでな＞

「大丈夫か?保健室行くか?」

「はい…、そうします…」

「分かった、行って来い」

「あしがとうございます」


こうして、覇月は仮病を使った。


＜あーあ。仕事で疲れてるのに…。昨日はライヴだったのに…本当きついわ。あ、後で聖夜にメールしとかなきゃ。ってか、これでやっと休めるー!!＞


＜理事長さん、よく噛まずにしゃべるなあ。理事長さんー、あたしには絶対無理だ…＞


＜理事長、あんた去年のデータと同じこと言ってる…＞


＜コクー、能力使っちゃだめなの??ヒマだよー＞
≪ダメ！白来は意外と有名なんだから、楽園魅来だって知られたら大変だよ?≫
＜…はい。＞

＜トルテー！マリア疲れたんだけど…＞
(がまんしろ…何ならあいつみたいに仮病使うか?)
＜マリア、そんな悪い子じゃないもん！＞
(じゃあ、がまんしろ)