遥かなインド
けれど、松さんと会って話した後けっきょく旅をして放浪することに人生の意味があるのか?
と思うと疑問であった。まさか彼から
“もし自分の夢が叶うなら物理学者か学校の先生か、また塾講師をやりたいな…”
なんて聞かされるとは思いにもよらなかったからだ。
しかし、ふと考えると彼の言うことばと下宿のおばちゃんが言った言葉には共通するモノがあると気付いたのだ。
けっきょく、世界中を放浪しても自分のすべきことは自分の中にあるのだと。
つまり人生の答えは自分の中にしかないモノである。
中国の地図を広げながらそんな風に考えてしまった。
ふと地図に“武漢”という街があるのを発見した。
ここなら帰りの船がある上海にも近く長洲のある街だしここに決めた!
私は西安駅に出向き人々が溢れる駅の切符売り場で漢字で
「一人介 西安→武漢 硬机 寝台」
と書いた紙を渡すと女性駅員は
「有二百三十元了?」
と尋ねたので二百五十元を渡した。
女性駅員はニッコリとほほ笑むと
「謝謝!日本人!」
などと言ってくれた。嗚呼やっぱり日本人だってバレるものなのだなぁと実感してしまった。
と思うと疑問であった。まさか彼から
“もし自分の夢が叶うなら物理学者か学校の先生か、また塾講師をやりたいな…”
なんて聞かされるとは思いにもよらなかったからだ。
しかし、ふと考えると彼の言うことばと下宿のおばちゃんが言った言葉には共通するモノがあると気付いたのだ。
けっきょく、世界中を放浪しても自分のすべきことは自分の中にあるのだと。
つまり人生の答えは自分の中にしかないモノである。
中国の地図を広げながらそんな風に考えてしまった。
ふと地図に“武漢”という街があるのを発見した。
ここなら帰りの船がある上海にも近く長洲のある街だしここに決めた!
私は西安駅に出向き人々が溢れる駅の切符売り場で漢字で
「一人介 西安→武漢 硬机 寝台」
と書いた紙を渡すと女性駅員は
「有二百三十元了?」
と尋ねたので二百五十元を渡した。
女性駅員はニッコリとほほ笑むと
「謝謝!日本人!」
などと言ってくれた。嗚呼やっぱり日本人だってバレるものなのだなぁと実感してしまった。