遥かなインド
ふと私の姿に気付いたのか
彼女達は私の方を一瞬見るとまた自分たちの世界に入り
“何?あの子いっつもさーあやってー”
“ってか服装ダサくねー”
“関らない方がいいよ”
と大声で叫ぶのだ。
そんな本人を前にして言うことかよ?
と私は思ったが黙って講義の準備をした。
理系の大学なのか男子ばかりで女子は少ない。
そんな中女一人ぽつんと前の席でせっせと前回の講義の復讐をして
先生が来るのを待つのだ
無論、他の男子も声を掛けるワケがない。
先生が来て黒板に記号や公式を書き始めるとそれを一生懸命に書きとめた。
それしか私の取り得はなかった。
講義室に慌てて遅刻して入ってくる学生もいた。
ドアを少しだけしか開けないで静かに入って来て
そっと椅子に座っていた
気がつくと後ろの席では寝ている人が大半だった
ふと窓を見た。
講義室から見える空や遠くまで見渡せる景色が本当に綺麗だった。
この景色の中に溶け込めたら良いのに…
そんな風に考えた。
彼女達は私の方を一瞬見るとまた自分たちの世界に入り
“何?あの子いっつもさーあやってー”
“ってか服装ダサくねー”
“関らない方がいいよ”
と大声で叫ぶのだ。
そんな本人を前にして言うことかよ?
と私は思ったが黙って講義の準備をした。
理系の大学なのか男子ばかりで女子は少ない。
そんな中女一人ぽつんと前の席でせっせと前回の講義の復讐をして
先生が来るのを待つのだ
無論、他の男子も声を掛けるワケがない。
先生が来て黒板に記号や公式を書き始めるとそれを一生懸命に書きとめた。
それしか私の取り得はなかった。
講義室に慌てて遅刻して入ってくる学生もいた。
ドアを少しだけしか開けないで静かに入って来て
そっと椅子に座っていた
気がつくと後ろの席では寝ている人が大半だった
ふと窓を見た。
講義室から見える空や遠くまで見渡せる景色が本当に綺麗だった。
この景色の中に溶け込めたら良いのに…
そんな風に考えた。