「金剛戦士Ⅱ」西方浄土
また、連合本部では、これまで、なぜ無機物生命体が小笠原東方の西太平洋上空で全滅したのかを、検証チームを編成し検証してきたのだが、よく分からないでいた。
検証チームは、カメラ衛星の画像を基に、分析しようと試みたのだが、十二の生命体を捉えていたカメラ衛星が、生命体の集合した直後に生命体の攻撃により、機能不全に陥り、画像が途絶えている。
ただちに近くのカメラ衛星を、十二の生命体が浮かんでいたと思われる上空に移動して、到着してからの画像には、もう何も映っていなかった。周囲を拡大して映しても、少々離れた海上に吉里艦長の電子ビーム砲搭載艦が漂流しているのが小さく映っているのみで、それ以外には何も映っていなかった。
画像が途絶えてから、次の画像が送られてくるまでの僅かな時間の間に、生命体は、ひとつ残らず全滅していたのである。
あまりにも短時間であり、全くもって不思議であった。
科学者や軍の調査班たちは、当時、生命体の最も近くの海上において電子ビーム砲による、防衛部隊唯一の攻撃を仕掛けた、吉里艦長を始めとする乗組員などにも聞き取り調査をしたのだが、何らかの光が上空で走っていたようにも見えたのであるが、当時は薄雲が上空に広がっており、どこから出た、何の光かは判別し難かったし、光は流星かも知れなかった。
吉里艦長たちは、はっきりとは判別しがたい光ではあったが、当時は防衛部隊の戦闘機隊による攻撃が始まっているのかも知れないとも考えたそうだが、戦闘機隊は、その頃は、まだハワイ諸島への集結途上にあり、戦闘機による攻撃は否定された。
検証チームは、カメラ衛星の画像を基に、分析しようと試みたのだが、十二の生命体を捉えていたカメラ衛星が、生命体の集合した直後に生命体の攻撃により、機能不全に陥り、画像が途絶えている。
ただちに近くのカメラ衛星を、十二の生命体が浮かんでいたと思われる上空に移動して、到着してからの画像には、もう何も映っていなかった。周囲を拡大して映しても、少々離れた海上に吉里艦長の電子ビーム砲搭載艦が漂流しているのが小さく映っているのみで、それ以外には何も映っていなかった。
画像が途絶えてから、次の画像が送られてくるまでの僅かな時間の間に、生命体は、ひとつ残らず全滅していたのである。
あまりにも短時間であり、全くもって不思議であった。
科学者や軍の調査班たちは、当時、生命体の最も近くの海上において電子ビーム砲による、防衛部隊唯一の攻撃を仕掛けた、吉里艦長を始めとする乗組員などにも聞き取り調査をしたのだが、何らかの光が上空で走っていたようにも見えたのであるが、当時は薄雲が上空に広がっており、どこから出た、何の光かは判別し難かったし、光は流星かも知れなかった。
吉里艦長たちは、はっきりとは判別しがたい光ではあったが、当時は防衛部隊の戦闘機隊による攻撃が始まっているのかも知れないとも考えたそうだが、戦闘機隊は、その頃は、まだハワイ諸島への集結途上にあり、戦闘機による攻撃は否定された。