「金剛戦士Ⅱ」西方浄土
「ただいまより、前回までの会議で採用候補に残った提案を読み上げます」

補佐官の報告した提案内容は、地上の防衛軍の充実として

一、電子ビーム砲の地上発射設備を新設拡充する。

二、地上部隊に電子ビーム砲搭載車両を新開発して、移動式とする。

三、新開発の移動式電子ビーム砲搭載車両を可能な限り広い地域に拡散配備する。

四、現在、使用中のレーザー照準装置に代わる照準装置を開発するが、新型照準装置が開発できるまでは目視照準装置を取り付ける。

五、新型照準装置が開発できるまで、目視による照準装置を使用しての発射のトレーニング施設の建設。

六、地球上空での防御戦闘用に無機物生命体に対して、ステルス性の高いミサイルを開発、配備する。

七、地上部隊と戦闘機や電子ビーム砲搭載衛星との連携攻撃が可能か研究を行なう。

八、新兵器を使用する際の人員教育用の大規模施設の建設。

九、地下埋設ケーブル、ならびに海底ケーブルによる光通信の緊急通信網の拡充。

十、無線通信基地の大幅な増設。

十一、移動通信基地の製造と配備。

十二、天文台の拡充と兵器や通信との連携利用方法の検討。

十三、地上施設全般の被害発生時の対応マニュアル作成。

十四、地上施設全般の被害発生時の速やかな復旧策を考案する。

以上の十四項目が述べられ、次に海上配備の防衛軍の充実としては

一、小型で機動性能の高い電子ビーム砲搭載艦の建造。

二、地上の兵器と同様に新型照準装置が開発できるまでは、目視照準装置を取り付ける。
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