「金剛戦士Ⅱ」西方浄土
そして生きた鰯を餌にして釣りをしていると、どこからか集まってきたカモメが海の表面を泳いでいる、餌の鰯を盗り、くちばしに釣り針を引っ掛けて舞い上がり、釣り針が離れずに、まるでカモメが凧のような状態になってしまって、困ったらしく、魚を釣りに来てカモメを釣ることになってしまうとは、思いもよらなかったと話をしてくれた。
そしてその時に、偶然に鯨と遭遇して、その巨大さに度肝を抜かれ、驚くと同時に感激して、これは奥さんに一度は鯨を見せてやろうと思い、今回連れて来たのだそうだ。
話をしていると、傍らをイルカが泳いでいく。
そのイルカを見て感激していると、しばらくして船長が
「鯨が出たぞー」
と叫んだ。
みんなが船長の方を見ると、船長が指を指している。
指を指している方向を見ると、離れた海面に黒い塊がスローモーションの映像のように、もっこりと浮かび上がってきたかと思うと、勢いよく潮を噴き上げた。
鯨までの距離は百メートルくらいは、あるであろうが、イルカと比較してみると、かなり巨大なのが分かる。
船は鯨に近づいてゆく・・・
近づくにつれ鯨は益々巨大になってきて、遂には船の下をくぐっていった。
みんなは一瞬ドッキリとしたが、鯨は船に体当たりしたり、襲ったりするようなことも無く、反対側に出てきた。
まるで黒い色をした体育館が泳いでいる感じである。
自分たちが今、乗っている船よりは遥かに大きいような感じがするが、鯨はおとなしくて、船に対して敵対してくる事無く、悠然と泳いでいる。
そしてその時に、偶然に鯨と遭遇して、その巨大さに度肝を抜かれ、驚くと同時に感激して、これは奥さんに一度は鯨を見せてやろうと思い、今回連れて来たのだそうだ。
話をしていると、傍らをイルカが泳いでいく。
そのイルカを見て感激していると、しばらくして船長が
「鯨が出たぞー」
と叫んだ。
みんなが船長の方を見ると、船長が指を指している。
指を指している方向を見ると、離れた海面に黒い塊がスローモーションの映像のように、もっこりと浮かび上がってきたかと思うと、勢いよく潮を噴き上げた。
鯨までの距離は百メートルくらいは、あるであろうが、イルカと比較してみると、かなり巨大なのが分かる。
船は鯨に近づいてゆく・・・
近づくにつれ鯨は益々巨大になってきて、遂には船の下をくぐっていった。
みんなは一瞬ドッキリとしたが、鯨は船に体当たりしたり、襲ったりするようなことも無く、反対側に出てきた。
まるで黒い色をした体育館が泳いでいる感じである。
自分たちが今、乗っている船よりは遥かに大きいような感じがするが、鯨はおとなしくて、船に対して敵対してくる事無く、悠然と泳いでいる。