GAPのあなた


「好き」


恥ずかしくて、杏里にしか聞こえないように耳元で言ったんけど……



「柊真…狡いよ」



なんて涙を流すから、



「どこがだよ。」



杏里を抱きしめた。



「早く泣き止め。」



杏里の匂いがする。
とても落ち着く。

今まで女って思ってなかったのにな。
今はすごく女って感じがする。

杏里のギャップにやられたな…俺。



「ちょ…鼻かむなって!」


「何回も見てるでしょ?」


「ありえない」






おわり
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