恋。

<観察






好きなわりには、

私はあまり健二のことを知らない気がする。

てゆーか、

好きな人いんのかな・・・



うわなんか
いきなり不安になってきた・・・



「ねー・・・」

「ん?なに」

「健二ってさぁ」

「おー、」

「・・・・」




なんか
<好きな人いんの?
って聞いたら、


わたしが健二のこと好きみたいじゃん!


好きだけどさっ!


バレる・・・。


「何なんだよっ!」

やばっ
健二ちょっと怒ってる。


「きょっ、今日ってさ、部活あんのー??」


「は?
あるよ

いつもあんじゃん。」

「だよねー」


なんとか乗り切ったきがする!


「あっ

未紅ー!!」


「おっ!
ひとみじゃーん!!!」


私に声をかけてきた彼女は
熊谷ひとみ。


宮野と会った翌日にぶつかった子だ。

あれ以来、
仲がいい


「どーしたのー?
宮野なんかと話してー」

「うん。
ちょっとね!」

「おい
宮野なんかってなんだよ!」

「やー!!!」

健二がひとみの頭をぐしゃぐしゃにした。



そういえば


ひとみって


健二と仲いいな・・・




こうなりゃ
ひとみに相談するしかねぇ!!


わたしが健二を好きなことをしっているのは、歌奈だけ。

ひとみに言うのは恥ずかしい・・・

でも!

健二の情報を得るためだ!!




しょうがない!





・・・しょうがない




でもやっぱ恥ずい・・。














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