恋。



ガチャ・・・・


なんとなくドアをそーっとあけた。

ドアから少しあるき、
周りを見渡す。


・・・が、
誰もいない


「はぁー??」


ものすごい会える気がしていたから、
ものすごいがっかりした。


だからつい声がでた


「どーした」


びくっと肩を震わせた後、
上を見ると


宮野健二が上で寝転がっていた。

びっくりした
だから声がなかなかでなかった。


「あっ!
そうだ!あなたに用があってきたの!!」

「え?なに?」


冷めた口調で返された

なんか1000円
返したくなくなってきた。


でも返す

それが私


「はい!」

ゆっくりと上にのぼり
1000円を差し出す


「昨日の??いーよ」

「いーから!」

「金ないんでしょ」

「あれウソ。」

「はぁ?何ソレ」

最後の言葉で宮野は吹いた。

ちょっぴりホッとした。


うけとる様子がみられない・・・

私は宮野の腹の横に1000円を置き、
宮野に背を向けた。


なんだかスッキリした。




「おい」



いきなりでびっくりした

けど余裕な顔で振り向いた。


「なに?」


「俺の名前教えたよねー」

「うん。宮野でしょ?」

「お前は?」

「え?」




「なまえ!」


!・・・・。


「山崎 未紅です・・・」



「分かった!未紅な。」



「うっ、うん・・・。
じっ・・じゃあね!!」


再び宮野に背をむける

けど今度のはぎこちなかった。

すこし胸が苦しかったから。


 バタン。


ドアを閉めて階段を下りる

顔が自然とにやけた。

なぜだかわかんないけど、

うれしかった・・・。









なぜだかわかんないけどっ
その後、アドレスを交換した。


男の子のメアドはいくつかあるけど、
なぜか語尾に絵文字をつけてしまった。



それから何度も・・・

メールをするような仲になった。




















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