一通のメールから始まる恋

いつものように午前中からバイトに入った。

余程に顔に出ていたのかバイトの先輩に、

『何かいいことでもあったのか？』

などと聞かれてしまった。
さすがに彼女が泊まりに来るとは言えず、

『今日バイトが終われば明日から連休ですからね。』
などとごまかした。

午後五時。

バイトを終えたボクはその足で近くのレンタルショップに向かった。

アキと見るならどんな映画だろう。

そう思いながら向かった先は当然のように恋愛もののコーナーだった。