一通のメールから始まる恋
ピザとジュースを抱え、部屋に戻った。

『アキ、ピザ来たよ!』

少し興奮ぎみに言った。

少しでもアキを元気にしたかったからだ。

テーブルの上に、ピザを並べ、

『二人にしては頼みすぎたね。でもいろんな種類食べさせたかったから。』

そう言うと、アキは笑ってピザに手を伸ばした。

『おいしい?』

アキはうれしそうに頷いてくれた。

アキの笑顔が一番かわいかった。

その笑顔を失わないために、必死でもがいていたんだ。
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