一通のメールから始まる恋
夕方からバイトに入ったボクはバイトが終わるのが待ち遠しかった。

たった2回知らない人からメールが来ただけで、こんなにドキドキするのはなぜだろうか。

どこの誰かも分からないその人のメールをただ楽しみにしてたんだ。  

バイトが終わると一目散に家へと向かった。

時計をみるとまだ11時15分。

まだ12時には十分時間がある。

ボクは風呂に入り、準備万端で携帯を握り締めていた。

12時まで残り5分…。

こんなに緊張するのは何年ぶりだろう…。

気が付くと携帯を握った手には大量に汗をかいていた。

今にも握りつぶしそうなくらいに携帯を握っていた。
そして…

《ピロリロリー》

携帯にメールを受信した。
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