一通のメールから始まる恋
ボクらが目覚めたのはよく9時過ぎだった。

ホテルの中は密室でまるで昨日の夜と変わっていなかった。

10時にはホテルを出ないと。

そう思ってアキを起こすことにした。

『アキ、起きて。そろそろ支度しなきゃ。』

アキは眠い目をこすりながら渋々起きだした。

ボクはベッドの脇に脱いであった服を着て、顔を洗いに向かった。

顔を洗っていると、服を着て髪がボサボサのアキがやってきた。

ボクの好きなアキのストレートの髪もボサボサになるんだ。

それも寝起きじゃなければ見れないと思うとうれしかった。
< 120 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop