一通のメールから始まる恋

月曜になった。

こんにも楽しみな月曜はめったにないだろう。

《大学行ってきます。》

アキにメールして大学へ向かった。


案の上、アキの話題で持ちきりだ。

『淳にはもったいない！』

『早くヤッちゃえよ！』

みんな適当なことばかりだ。

そんな中、

『何をしてる娘？』　

友人の一人が聞いてきた。
『分からない…。』

確かに分からない。

18歳と言うことは知っている。

それは高三なのか、働いているのか、もしかすれば同じ大学の生徒かもしれない。

そう、ボクはアキのことを何も知らなかった…。

名前の漢字も名字もどこに住んでいるのかも…。