一通のメールから始まる恋
夜景スポットに行くまでに話そうと思っていた事を、緊張のあまり忘れてしまっていた。 

アキは助手席の窓の外をずっと見ていた。

一つ目の夜景の場所に着いた。

『どう?』

すると、アキは何も言わずに強くうなずいた。

目が輝いていたため、きっと喜んでいるのだろう。

『もう一ヶ所あるから、そこに行くね。』

次の場所へと車を走らせた。

またアキは外ばかり見ている。

『つまんない?』

そう聞いたがアキは何も答えなかった。

車の中はただ小さな音楽だけが流れていた。
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