一通のメールから始まる恋
緊張の空気に耐えられなかったのだろう。

予定より早く帰ってきてしまったのだ。

このままだとこのままの別れになってしまうかもしれない。

せめて、思っている事だけは伝えたい。

ボクは勇気を振り絞って口を開いた。

『アキから初めてメールがきて、変なデートとかしたけど、気付いたらアキの事気になって仕方がないんだ』

そのまま勢いで続けていった。

『お互いのことまだ分からないことだらけだけど、良かったら付き合ってくれないかな?』

『………。』

アキ何も答えてくれない。
考えてみれば、いきなり会って付き合おうなんて無理な話に違いなかった。
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