一通のメールから始まる恋
アキはそんなこと言われると思わずに迷惑だったに違いない、そう思い、

『ごめん…。』

謝りながらアキの顔を見ると、アキは泣いていた。

アキは頭を軽く下げ、ドアを開けて走っていってしまった。

『フラれたか…。』

しばらくボクはその公園から動けなかった。

冷静に戻ってきたボクは自分がどんなにバカな事をしたのかと悔やんだ。

向こうからすればただのメル友のつもりだったかもしれない。

誰だってまともに会ったことのない人から告白されれば、逃げるだろう。

この告白によってボクはとんでもない真実を知ることになるとはこの時は知らなかった。

ただ、フラれた事よりもアキに悪い思いをさせたことばかり考えていた。
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