一通のメールから始まる恋
ボクは母親らしき女性に頭を下げた。

『アキの母です。少しお話がありまして、お呼び立てしてすいません。』

『そんなことないです。』
ボクは何を言ったらいいのか分からなかったが、どうやらいきなり怒られるようなことななさそうだ。

『外では寒いので。』

そう言われ、近くのファミレスへと入った。

席につくと、コーヒーを3つ注文した。

先に謝らなければ…、そう思った矢先、

『すいませんでした。』

頭を下げて謝ってきたのは母親の方だった。
< 46 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop