一通のメールから始まる恋
散々並んで、やっと展望台に登ることができた。

展望台をゆっくり周りながらボクは二人でゆっくり夜景を見れそうな場所を探した。

夜景が見れて座れそうな場所を見つけ、ボクらはそこに座ることにした。

場所が狭いため、ボクはアキを膝の上に乗せ、後ろから抱きしめるようにそこに座った。

『キレイだね。』

アキは小さく頷いた。

30分程そこに座ってただろうか。

ボクらはただ何も言わず、二人して夜景を見ていた。
言葉なんていらなかった…。

ただ二人してその場所にいる。

もうそれは二人だけの世界にいるみたいだったんだ。
そしてずっとこのまま、幸せが続けばいい…。

そう思っていたんだ。
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