一通のメールから始まる恋
アキはボクの方を見ていたが、少しすねてるような顔をしていた。

なんだろう…。

しばらく考えてようやく気が付いた。

ボクはアキに軽くキスをして、

『ごめんね。』

そういうと、アキの機嫌は簡単に直ってしまった。

アキが車のドアを開ける。
『遅いからアキの家まで送っていくよ。』

アキは首を振ってそのまま走っていってしまった。

ボクはいつも公園で待ち合わせをしていて、アキの家を知らなかった。

ただ、公園の近くということだけだけしか知らなかった。

そして…この時、ちゃんと家まで送っていれば…。

そう後悔することになるとは思ってもいなかったんだ。
< 76 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop