一通のメールから始まる恋
『屋台の数におどろいたの?』

アキは軽く頷いた。

『帰りに何か買っていこうか?』

そういうと、アキは強く頷いた。

きっと屋台なんかで買い物したこともなかったのかもしれない。

12時に近づくにつれてきちんとした列が出来始めていた。

ボクらもそれに並ぶことにした。

『アキはお願い決まってるの?』

そういうと、アキは少し寂しそうな顔をして頷いていた。

その寂しさの奥に何を考えていたのかその時は深く考えていなかったんだ。
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