一通のメールから始まる恋
外に出ると、陽が照っていた。

新年を迎えたかなんてとてもわからないくらいだった。

ボクはいつもの公園までアキを送り届け、

《一緒に年を越せてうれしかった。今年も去年以上にラブラブになろうね。》

そうメールしたんだ。

アキからはすぐに返事がきた。

《初詣もうれしかったけど、部屋にあがれてエッチして泊まれてとても幸せ。また泊まりに行ってもいい？》

当然ボクは、

《たくさん泊まりにきて欲しい！》

喜んでメールを返したんだ。

新年から今年はいい年になる！そう思っていた。

けど、それは本当に自分勝手だったんだ…。
< 93 / 152 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop