灯火
出逢いは高校に入学する前の、とある休みの日だった。
彼はきっと覚えてはいないだろうけど。
友達との約束に遅れそうだった私は、駅には近いが普段は行かない混み合った駐輪場に自転車を置きに行った。
待ち合わせの駅は直ぐそこ。
でも自転車を置くスペースがない。
やっと見つけた明らかに無理なスペースに無理矢理自転車を押し込んだ。
案の定、押し込まれた私の自転車に隣の自転車が負けグラリと倒れ、あとはドミノの様に順番に傾いていく。
もうポカンとするしかなく、取り敢えず全て倒れ終わるのを待っていた。
彼はきっと覚えてはいないだろうけど。
友達との約束に遅れそうだった私は、駅には近いが普段は行かない混み合った駐輪場に自転車を置きに行った。
待ち合わせの駅は直ぐそこ。
でも自転車を置くスペースがない。
やっと見つけた明らかに無理なスペースに無理矢理自転車を押し込んだ。
案の定、押し込まれた私の自転車に隣の自転車が負けグラリと倒れ、あとはドミノの様に順番に傾いていく。
もうポカンとするしかなく、取り敢えず全て倒れ終わるのを待っていた。