灯火
「蓮見朔良(はすみさくら)にクラス委員やってもらうからな!聞いてるか~!蓮見~」

その声に目が覚めた。

正確にはその言葉に。

「……なんで…俺?」

ダル気に顔を上げ担任を見るとニヤニヤと笑っている。

「初日から良い度胸だなぁ蓮見。先生はその度胸を買ってお前に決めたからな!」

嬉しそうに…。

イヤな予感は的中した訳で、反抗する気力も無くアッサリとクラス委員に決まってしまった。

深いため息がでる。

そもそもクラス委員って何するんだ…。


そう思ってはみたものの考えるのも面倒臭くなってやめた。

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