小野姉子のキャンパスライフ
きっかけは運動会だった。



アタシにイジワルしてくる彼は、後ろ髪だけを10センチほど長くしているベタなチビッ子ヤンキーヘアスタイルだった。


そして、運動会当日に彼は髪を金髪に染めてきた。



ざわつく児童達。



不良彼氏耐性なんぞ不要の人生を過ごしてきたのであろうウチらのクラス担任の新人美人教師22歳。



彼女は学園のマドンナだった。(表現が古いな)



彼女は苦悶の表情を浮かべていたのだが、そこは自分一人では対応しかねる案件だと即座に大人の判断をしたのであろう。



ズラ疑惑の絶えない教頭先生に相談しようと、そのカモシカのような脚(リアルにカモシカのような脚が付いていたらドン引き必須)で駆け出した。
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