アクアマリンの秘密
海の涙
* * *
3日間くらい部屋に籠り続けて、あたしはひたすらヒールを練習した。
だけど、実際にヒールが身についたかどうかは分からない。
だって誰も怪我してないんだもん…。
いやっ…でもそれが一番良いことなんだけどね…。
でも実践で役に立つかどうかが自分の中で掴めないっていうのが何より不安だった。
コンコン…。
「はい?」
「入るぞ。」
「えぇ!?」
「なんだよ。んな驚くことか?」
「だって…ノックしてすぐ入ってくるなんて…。」
「出来たから持ってきたんだよ。」
すっと差し出されたのは、細身の剣。
蒼刃が持っているのより短くて、丁度腕くらいの長さ。
鞘のところのには、青い石が光っている。
「あくまで『護身用』だからな。
実践で使おうなんて思うなよ。」
「わっ…分かってるってば…!!」
「細身だから軽いし持ち運びには困らねぇと思うけど…
基本的には鞘から抜くな。」
「それじゃ意味ないじゃん!!」
「だから護身用っつっただろ?分かったか?」
「…分かったよ…。
でも…ありがとう、蒼刃。あたしのワガママ聞いてくれて。
あたしもヒールの勉強頑張ったから、蒼刃が怪我したときはいつでも頼ってね!!」
「お前に怪我治してもらうようなヘマはしねぇよ。」
「うわっ…!!」
突然、シップが大きく揺れて、あたしの視界は歪む。
3日間くらい部屋に籠り続けて、あたしはひたすらヒールを練習した。
だけど、実際にヒールが身についたかどうかは分からない。
だって誰も怪我してないんだもん…。
いやっ…でもそれが一番良いことなんだけどね…。
でも実践で役に立つかどうかが自分の中で掴めないっていうのが何より不安だった。
コンコン…。
「はい?」
「入るぞ。」
「えぇ!?」
「なんだよ。んな驚くことか?」
「だって…ノックしてすぐ入ってくるなんて…。」
「出来たから持ってきたんだよ。」
すっと差し出されたのは、細身の剣。
蒼刃が持っているのより短くて、丁度腕くらいの長さ。
鞘のところのには、青い石が光っている。
「あくまで『護身用』だからな。
実践で使おうなんて思うなよ。」
「わっ…分かってるってば…!!」
「細身だから軽いし持ち運びには困らねぇと思うけど…
基本的には鞘から抜くな。」
「それじゃ意味ないじゃん!!」
「だから護身用っつっただろ?分かったか?」
「…分かったよ…。
でも…ありがとう、蒼刃。あたしのワガママ聞いてくれて。
あたしもヒールの勉強頑張ったから、蒼刃が怪我したときはいつでも頼ってね!!」
「お前に怪我治してもらうようなヘマはしねぇよ。」
「うわっ…!!」
突然、シップが大きく揺れて、あたしの視界は歪む。