アクアマリンの秘密
ぐっと踏み込んで、大きく右から左へと斬り上げた。
オレの剣から放たれた水が、センディスの体の周りで渦を巻く。
そしてセンディスの動きを封じた。



「無駄だ…。真っ二つに斬り上げたところで私の体はすぐ元通りになる。」

「分かってます。
でも真っ二つにすることが目的じゃない…。」

「何!?」



そう。
真っ二つにして、センディスが消滅するなんてこれっぽっちも思っていない。
オレの目的は…


「紫紀!!星来!!」

「タイム。」











斬ったことによって、センディスの服の欠片を生み出すこと。

そして…

センディスの動きを封じることだったんだ。

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