アクアマリンの秘密
止まっていた時間が動き出す。


「白斗さんっ!!右の手首です!!右の手首に共鳴石がありますっ!!」

「ありがと、星来。
これで終わりです、センディス。」


そう言って右腕を斬り落とす白斗さん。

右腕はどんどん水へと戻っていき、残ったのは透明に光る共鳴石。
その共鳴石を白斗さんが左手でキャッチする。


「わ…私は…まだ…イアル様の…お…役に…。」

「あなたはここで消滅です。海に還ってください。」



その言葉通り、しゅわっと溶けて海の水になってしまった。

その瞬間にがくっと倒れる白斗さん。



「白斗さんっ!!」

「あ、ごめんごめん…。なんだか気を張ってたから痛くなかったんだけど…
気が緩んだら急に痛くて…。」

「早く治しましょう。」

「…センディスも消滅か。やつもやはり使えぬ…。」

「え?」

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