アクアマリンの秘密
「どういう意味だ?」

「言葉どおりの意味さ。
分からないか?本当に?」

「何が言いたい?」

「フェイ。
お前は自分が他の奴と明らかに違うと感じたことはないか?」

「…。」

「気付か…ねぇよな。さすがにまだ。
それも時間の問題だ。
あいつら6人が動き出したことによって、俺とおまえの時も動く。」

「どういう意味だ?」

「行けば分かる。
お前の行き先はどこだ?」

「ヴァニティーファウンテン。」


その言葉だけを残して、フェイは立ち去った。


「ヴァニティーファウンテン…かぁ…
イアルも相変わらずひどいことをする…。」


俺は天井を見上げた。



「ようやく…
俺たちの止まっていた時間が動き出す。
そして俺たちは本当の終わりを迎えるんだ…。」

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