アクアマリンの秘密
そして、促されるままにシップを降りる。
そこには…


いつか見たような荒廃した地面。
枯れた草木。
人の気配なんてものは感じられない。
建物もあることはあるけれど、全てが崩れかけている。


エバーラスティングウイングのあの光景が浮かんできて、あたしは目をギュッと瞑った。
とてもじゃないけど…見ていられなかった。


「ここの…人は…?」

「…もちろん、殺されてしまった人も数多くいる。
ナチュラルアースに保護されている人もいる。
今は…きっと誰もいないだろうね。
この地の命の源である泉も…きっと枯れてしまっているだろうから。」

「泉…?」

「そう。
この…かつて『街』だったものを越えていった先に森があったんだ。
その奥に泉がある。
それがここの命の源。」

「命の…源…。」


紫紀さんは…そこに向かったのかな…?


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