アクアマリンの秘密
「…紫紀に倒せなんて言えないよ。」
「……。」
白斗さんの苦しそうな声が全てを物語る。
「俺が倒す。」
「え…?」
「紫紀っ!?」
「泉に行ってたんだとばかり思ってたよ…。」
「泉には行っていた。
フェイの気配が一番強いのはあそこだ。
だが、姿は見えない。」
「紫紀さん…怪我とかは…。」
「していない。」
「じゃあ会ってないんだね。フェイには。」
「ああ。
…言っておくが、あいつが華央であるはずがない。
だから倒せる。余計な心配するな。」
白斗さんの方をポンっと軽く叩き、シップの中へと戻る紫紀さん。
その背中をあたしは見送ることしか出来なかった。
「オレたちも戻ろうか。
フェイはまだ姿を見せないみたいだし…ね。」
「はい…。」
あたしはシップに入ると、すぐに部屋に引きこもった。
「……。」
白斗さんの苦しそうな声が全てを物語る。
「俺が倒す。」
「え…?」
「紫紀っ!?」
「泉に行ってたんだとばかり思ってたよ…。」
「泉には行っていた。
フェイの気配が一番強いのはあそこだ。
だが、姿は見えない。」
「紫紀さん…怪我とかは…。」
「していない。」
「じゃあ会ってないんだね。フェイには。」
「ああ。
…言っておくが、あいつが華央であるはずがない。
だから倒せる。余計な心配するな。」
白斗さんの方をポンっと軽く叩き、シップの中へと戻る紫紀さん。
その背中をあたしは見送ることしか出来なかった。
「オレたちも戻ろうか。
フェイはまだ姿を見せないみたいだし…ね。」
「はい…。」
あたしはシップに入ると、すぐに部屋に引きこもった。