アクアマリンの秘密
記憶、たった一つ
* * *
夜。
どうしても気持ちがもやもやして、外に出て、シップの上へと登った。
空が少しだけ近くなる。
夜空に輝く星だけはとても綺麗で、この地の荒廃した姿なんて忘れさせてくれるくらいだった。
あたしだったら…倒せるのかな…。
大切な人と同じ顔をした『敵』を。
この手で終わりにすることなんて…出来る…のかな…?
紫紀さんはああ言っていたけど…それは本心なの?
無理…してるんじゃ…。
「降りれねぇーのに登ってくんじゃねーよ。」
「え?」
夜。
どうしても気持ちがもやもやして、外に出て、シップの上へと登った。
空が少しだけ近くなる。
夜空に輝く星だけはとても綺麗で、この地の荒廃した姿なんて忘れさせてくれるくらいだった。
あたしだったら…倒せるのかな…。
大切な人と同じ顔をした『敵』を。
この手で終わりにすることなんて…出来る…のかな…?
紫紀さんはああ言っていたけど…それは本心なの?
無理…してるんじゃ…。
「降りれねぇーのに登ってくんじゃねーよ。」
「え?」