アクアマリンの秘密
「華央。」

「なっ…何…?」

「いいんだ。別に強くなくたって…。」

「な…何言ってるの?いざって時は私が戦わなくちゃこの国は…。」

「いざという時は、俺が戦う。」

「え?」

「だからもういい。最強の魔法使い、『有坂華央』でいなくても。」








その言葉に、一気に涙が溢れた。

だから嫌なの…
紫紀は私が一人で頑張って築き上げてきたものを壊していく。
私の殻を破ってしまう…。












「そんなこと…簡単に言わないで…。」



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