アクアマリンの秘密
* * *
「あの…なんで蒼刃…はあんなに怒ってるんでしょうか?」
「うーん…
それはオレにも分かんないんだよね。」
「星来が気にすることはないのーっ!!
でしょ?緑志。」
「うん。ホント、星来のせいってわけじゃないんだよ。
ごめんね、怒りっぽい弟で。
あ、そろそろお昼だね。準備するね?」
「あ、頼むよ。」
* * *
「あの…白斗さん?」
「何かな?」
「あたしの能力…って『ハート』って呼ばれてるんですか?」
「うん。そうだよ。
能力自体はいつも使っているから分かってるよね?」
「えっと…
触ったものの気持ちが読めるってこと…ですよね?」
「今出来るのはそれだけ?」
「はい。」
「そっかぁ…
現在の気持ちを読めるってことだよね?
過去とか未来とかのことが読めたりはしない?」
「えっと…はい。
過去とか未来とか…そういうのを気にして読んだりしてこなかったんで…
だた自分の中に流れてくるのを理解してただけっていうか…
なんか…うまく言葉にできないんですけど…。」
自分の能力というものを自分の意志であれこれと操作したことはない。
だから今の自分に何が出来て、何が出来ないのかも分からない。
「あの…なんで蒼刃…はあんなに怒ってるんでしょうか?」
「うーん…
それはオレにも分かんないんだよね。」
「星来が気にすることはないのーっ!!
でしょ?緑志。」
「うん。ホント、星来のせいってわけじゃないんだよ。
ごめんね、怒りっぽい弟で。
あ、そろそろお昼だね。準備するね?」
「あ、頼むよ。」
* * *
「あの…白斗さん?」
「何かな?」
「あたしの能力…って『ハート』って呼ばれてるんですか?」
「うん。そうだよ。
能力自体はいつも使っているから分かってるよね?」
「えっと…
触ったものの気持ちが読めるってこと…ですよね?」
「今出来るのはそれだけ?」
「はい。」
「そっかぁ…
現在の気持ちを読めるってことだよね?
過去とか未来とかのことが読めたりはしない?」
「えっと…はい。
過去とか未来とか…そういうのを気にして読んだりしてこなかったんで…
だた自分の中に流れてくるのを理解してただけっていうか…
なんか…うまく言葉にできないんですけど…。」
自分の能力というものを自分の意志であれこれと操作したことはない。
だから今の自分に何が出来て、何が出来ないのかも分からない。