アクアマリンの秘密
* * *

【5年前】


忘れたことなんて一度もない。
あの日の母さんの顔は…一生忘れることなんて出来ないだろう。




「俺が戦う!!」




そう言って、いつも使っている剣を持ち出し、そのまま襲撃された場所へと向かう蒼刃。



「緑志!!ついて来い!!」

「ああ。」



俺は蒼刃に促されるまま、その背中を追った。
もちろん蒼刃にも自分にもシールドを張ったまま。














「子どもか…私もナメられたものだ。」


冷たく呟いた男こそがイアルだった。



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